インテークマニホールド

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リードバルブ大型化で( →参照コチラ) 吸気口周りの形状が激しく変わってしまったので、 インマニも新造必須。
 
当初、「いよいよFRPマニかなぁ....」とも思ったんですが、
 
 
管の内部を滑らかに仕上げるのに金属パイプを中骨に仕込んで見てはどうか?

金属パイプ使用ならFRP被せなくても良いんじゃない?

真鍮とアルミをロウ付けするフラックスがあったかも

じゃ、ベースも金属製ケテーイ

取り敢えずイケニエを探しにDIYへ
 
 
 

便所の排水管?

水タンクと便器を繋いでる管かと。
真鍮製で内径38、\2,200でした。
 
キャブはKOSOのφ32なんですが、コレより細いのって内径29.5になっちゃうんですよね。 将来“フルパワー仕様”とかいってPWK38なんか付けてみる可能性もなきにしもあらずなので、 内径38で作っとくことにしました。
 
ヤマハのグランドアクシスにPWK28を付けたときに( →参照コチラ) 、コレの内径29.5を使ったんですが、ナカナカ調子良かったですよ。
 
 
 

管とベースの溶接

 
このマニホ用のベースプレートは仕事の合間にアルミ合金板(A5052)で作ってありました。
以前、渋谷のハンズで「アルミと真鍮を溶接(ハンダかロウ付けか)するフラックス」 というのを見たことがあったような気がしたので。
 
ところが有るにはあったんですが、「純アルミ(A1000系)以外はダメ」と書いてあります。
試しに一本買って帰って試してみましたがホントーにダメでした。
 
でも、待てよ、と。
別にアルミ板に固執する必要ないジャン。 真鍮板で作ればフツーにハンダ付けができるじゃないですか。
 
ただ、材料売場で真鍮板の5mm厚を手にとって見ると手応えズッシリ....
ポートから伸びる構造物を重くするとイナーシャでポッキリ逝きそうだし、 厚みを薄くするとインシュレータを取り付けるボルトのためのタップが立たんし....  
 

そういえばリーマンだったころによくカレイナットという 歯付き圧入ナットを使ってました。 薄板に雌ネジを作るのに便利で、溶接後に圧入できます。
ベース板は3mm厚としました。
 
 
コレの溶接(ハンダ付けですね)は面白かったですよ。
管の両端のクロームメッキを剥がして、溶接前に入念に位置合わせ→トーチで炙って接合面にハンダを流すんですが、 「まだかなまだかなぁ〜」とか言って炙ってると突然ハンダがピュ〜と走り出すんです。
熱するのに時間が掛かってるので冷めるのにも時間が掛かるけど待ってらんない。 洗面器に水を張ってマニを放り込む。最強。
 
 
 
こうして出来たマニは両手でガッチリ握って「フガーッ!」とか引っ張ってもビクともしないくらい頑丈です。
引っ張る前に「壊れたらどうしよ」とか思ったけど、 手で引っ張って壊れるようじゃ最初っから使い物にならないッスからね。 ゴーカイにガングロマッチョマンの決めポーズを取ってみたけどオレの負けでした。
 
これなら先っぽにアルミ鋳物のキャブが付いたくらいじゃ割れたり取れたりなんてことは無さそうです。
更にキャブの入口側もミッションケースからステーを伸ばして支える予定だし。
 
表面が汚いのでいつか再メッキを掛けてもらうよう、依頼先を見付けておかないとね。
 
 
 

キャブレター仮組み

 
 

インシュレーターはカワサキの純正部品。
型番:16065-1131、税別\1,590でした。
 
Nap's世田谷の純正部品のコーナーを物色してたら、 何やら良さげな“Z1000J”(←知らん)用なる本品がプラーンと吊下げてあったので、 「φ32キャブに付くかも」くらいに考えて買ってきたら付きました。
で、このインシュレータに合わせてベース板を作った、と。
それにしても純正部品って安いからイイよね。
 
 

インナーフェンダーは一部切除しないとフロートチャンバーが収まりません。
今更フェンダーくらいナンダと。
 
 
 

ニップルは?

 
忘れとった。キャブのほうでなんとかするダ。
 
 
 

入口側フランジ

この鯉のぼりのクチみたいなフランジをステーで支えます。
キャブの頭とメットインの底とのクリアランス大丈夫でしょうか? サスが沈んだらケーブルバナナ管が折れちゃいますよね....フッフッフッフ

反対側から見るとこんな感じです。
やっぱメッキ掛け直したいですねぇ。

 
 
入口フランジとキャブを繋いでるインシュレーターはホンダの純正部品。
型番:16210-MBB-950、税別\1,580でした。
 
例によってNap's世田谷の純正部品のコーナーに、 “VTR1000F”用とかいってプラーンと下がってました。 「キャブの入口に付くかも」くらいに考えて買(略
 
 
 

エアクリーナー

 
別途、ページを起こしましたので (→エアクリーナー) そちらを参照してください。<br>
 
 
 

マニホ破損

 
運用開始から50kmほど走行、多摩川に掛かる中原街道丸子橋でフル加速をやったところ、 橋を渡り切って信号で止まったらアイドリングせず。
グランドアクシスでマニホの根元のボルトが全部緩んだ時の症状にソックリだったので、 道端に止めて確認したところ....

わかりにくいですが、キャブ側のプレートのハンダ付けが全周で取れてました。 キャブの前側が車体に固定なのでかろうじて現状を保っています。
この状態でスロットルをアオりながら家までなんとか辿り付きました。
 
メットインの底とのクリアランスは十分に確保できてると思うんですけど....
 
で、よくよくマニホ&キャブの周囲を観察したところ、 キャブレタのリンクマウントのアルマイトに“剥がれ”があるのをハッケン。
アルマイトというのはアルミ表面に鉄並の強度の膜を作るので、 このアルマイトが剥がれているということは鉄並に固い物体が当ったことを示しています。
 
 
で、キャブの周囲、ちょい上方あたりで鉄並に固いものっていうと、 メットインの底のキャブより3cm前方に取付けたリモートチョークノブの固定プレートくらい。
これとキャブが干渉するにはキャブが前に移動しないと.... あっ、ランナーのエンジンマウントってハシゴ状のリンクとゴムブッシュで、 前後上下には360°動くんだ、しかもだいたい3cmくらいのストロークで。
 
つまり、フル加速なんかをした時にキャブがエンジンごと前に突っ込んできて、 チョークの固定プレートにゴンゴンぶつかって、耐えられなくてマニが割れた、と。
丸子橋でフル加速の直後にアイドリングしなくなっていたのもコレで頷けるなぁ。
 
 
というワケでまずチョークノブを固定プレートごと更に3cmほど前方に移設。 割れたマニはハンダ付けし直すのですが、 キャブを咥えるインシュレータとの合わせプレートがボルトを締め付けると インシュレータの強度に負けてウニッとしなっていたので厚さを2mmから5mmに変更、 5mmもあれば圧入ナットを使う必要もないので直接タップを立てることにしました。
 

5mmで作り直したin側プレート。

ケース側のベースプレートとエルボー管は再利用です。
 
この変更以降、マニが割れることは無くなりました。
しかし今度は....
 

エアクリとキャブを下から支えているサポートがパッキリと破断。
 
こういうプレートはイキナリ大きな力が掛かると割れるより先に“ヘの字”に変形するものです。 なんでこんな風に破断するかというと、変形するほどではない力がチマチマチマチマと当り続け、 あるとき小さな亀裂が発生→更に力が加わり続けると亀裂が成長→破断に到る、というわけです。
 
つまりまだ微妙に当ってるんですね、マニが割れないということは今度は上からの力、 メットインボックスの底と微妙に且つ頻繁に干渉してるということでしょう。
 
取り敢えず同じ形状でサポートを作り直して仮復旧としましたが、 一人乗車でこの有様ですから、春になって2ケツなんかした日にはサスがボトムした瞬間にキャブが取れる。 今後PWK33(35)に換装の予定で、更にクリアランスが無くなってしまうので、 根本的な対応策を考えないと....
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