エアクリーナーVer.2

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エアクリーナーVer.1
 
 
 
 
容量1.35Lのポリプロピレン（以下PP）容器でエアクリーナーVer.1を製作し、 2,000kmほど走行しました。
1.35Lというのは製作着手の時点で入手可能な一番大きな容器だったのですが、 キャブレターの変更に伴っていよいよ容量不足が深刻化してきました。
 
具体的症状としては、 ジェット類をキャブ付属のものよりも二周りほど絞らないとセットが出ないとか、 最高速あたりでスロットル開度70%以上が反応が鈍く吹けきってしまうのが早い、など。
 
エアクリーナーの入口形状を変更して （→参照） 吸気抵抗を小さくしたら若干フィーリングが良くなったのと、 この小改造の用品調達のときに容量の大きい容器を見つけたので、 容量アップ＆吸気抵抗軽減のエアクリーナーVer.2を製作しました。
 
 
 

Ver.1との比較

左がVer.1、1.35L
右はVer.2用の2.15L容器

これはVer.1の内部構造ですが、Ver.1用のケースは直径が小さいため、 エレメント外側の固定フランジが使えません。
そのためエレメントの中心を引っ張ってケースごと固定する方式になっています。

Ver.2用ケースはエレメントを余裕で飲み込む大きさなので、 ベース板からネジスタッドを伸ばして、 エレメント外側の固定フランジでケースごと固定する方式にできました。
 
固定要素がエレメント外側を貫通しているので、Ver.1で吸込み口の前を邪魔していたブリッジもなくなり、 ケースが若干長くなったのでエレメントとベース板の間隙も大きくなりました。

Ver.1よりも更に車体から出っ張るようになってしまったのですが、 ステップよりは内側なので良しとしました。
センスタを掛けるときや押し歩きのときに足にチクチクぶつかってきます。
  
 
 

セッティング

 出来あがったエアクリーナーをキャブレターに取付けてみると、 「ん〜、10番くらい上げかな。」という感じがしました。
そのくらい上がってほしい、という願望からそう思っただけかもしれませんが、 これだけ容量を上げてジェッティングに変化が出ないというのも悲しいので、 走る前からジェットも変更して試走に臨みました。
 
メインジェット：#120→#130
スロージェット：#38→#40
ニードルクリップ：2/5→1/5
 
 
 
Goodです。
イヤ、色々ジェットを変えて上限・下限を押さえた上でないと本当にGoodかどうか分からないのですが、 ガボ付きもないし、加速もフンバリがあって且つ滑らか、 最高回転付近もVer.1では「フウゥゥ・・・ッ」と首を締められて意識が遠のく時のような吹け切り感でしたが、 Ver.2では「グウォォォォー！」と、吸気から燃焼まではまだ余裕がある感じです。
最高速は9,150r.p.m.で130km/hでした。
 
いよいよ排気（このときはノーマルマフラー）がボトルネックになってきました。
 
 
 

バムレーシング

 PWK33のセッティングパーツを取り扱ってるショップって、なかなかありません。 同じPWK33をKDXの純正キャブとして使ってるKAWASAKIショップでも、 ニードルを取り寄せようとしたら「生産・販売終了です」と言われてしまいました。
 
そんな折、友達のたかっちさんからバムレーシングというショップを教えてもらいました。
→バムレーシング
いよいよセッティングパーツで苦労するようになったらバムに当ってみようと思いましたが、 ニードルクリップ位置がこの時期（3月中旬）なのに一番上じゃ夏になったらどうしようもありません。
いよいよその時が来てしまったワケですね。
 
バムに向かう前に「取り寄せに時間が掛かっても近くのほうが．．．．」と思って、 Nap's世田谷に寄ってみたのですが、キタコなどからキット物として販売されているキャブのパーツ以外は、 取り寄せルートを持っていないとのことでした。
 
 

Nap'sの駐車場でバムに電話を掛けて「R1173Jって在庫あります？」と聞いてみたら、 「えーと、有りますよ。」と即答。地図を印刷して持って来てたので、 そのまま用賀I.C.から首都高に乗って上野で降りてバムに到着〜。
 
  
 
ニードルに限らず、カッタウェイやら差込口のアダプターまで色々在庫してるので、 KEIHINキャブのセッティングパーツで困ったら、関東近郊の方はバムに直行ですよ。
 
もう言えばなんでも出てきそうだったので、 R1173Jを中心に1171,1172,1173,1174,1175と計5本を購入。一本\540でした。
GアクのキャブもPWK28に換装予定だし、 これからバムは来る機会が多くなるなぁ、と思いながら上野を後にしました。
 
 
 

でもニードルチョイスに失敗

 バムレーシングから帰りの首都高ランプまでの間、 GETしたばかりのニードルを取替え引換えに変更してみました。
 
  
一瞬、このままバムに引き返してもっと色々買ってこようかと思ったんですが、 首の太さを変えてもダメということはテーパー角を変えないとダメってことなので、 一旦帰還して頭を冷やしてよく考えてから出直すことにしました。
 
PWK33標準付属のCGLというニードルよりはナイスなフィーリングだし、 取り敢えず冬の間はこの走りを維持できるはずですから。
 
 
 
 
まぁ、吸気デバイスとしてのエアクリVer.2はこれで完成として良さそうです。
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