ホイールカスタマイズ

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FRONTREAR
ノーマル:艶有り赤

艶消しグレーに塗装
→ボディクラフトオオバ

ディスク取付面加工
・取付面12mm掘下げ
・ボルト:M6→M8

タイヤ取付
MICHELIN,PilotSPORT

ベアリング打ち換え(参照下記)
→6202LLU
ノーマル:艶有り赤

艶消しグレーに塗装
→ボディクラフトオオバ

タイヤ取付
PIRELLI,GTS24

タイヤサイズ140/60-13のクリアランス
 
 
 

フロントホイールベアリング打ち換えについて

塗装のためにホイールを取外してベアリングを回してみたところ、 回転が異様に渋かったので国産ベアリングに取替えることにしました。
 
当初ベアリングプラー で外そうとしたんだけど、 ビクともしないので破壊して摘出することに。

樹脂シールをマイナスドライバでコジるとボール保持器が出てくるので、 細いドライバで保持器の爪を曲げて保持器を外す。
国産ベアリングの保持器の多くはカシメピンで組み立ててあるので、 叩き棒とハンマーでド突いて保持器を壊す。
 
保持器が取れたらボールを1ヶ所に集めて内輪をコジると中身がジャジャーと出てきます。

片っぽのベアリングがバラけるとディスタンスカラーが取れるので、 向こう側のベアリングを長い棒とハンマーで叩き出して、 外れたらこっち側に残ってる外輪を裏側から叩き出す、と。
 
ちなみに出てきた純正ベアリングはおフランス製でした。

交換するベアリングは秋葉原の「日産商会」というところで1ヶ\290で購入。
「互換性はあるんですか?」という方は素直に純正ベアリングでも買っとくヨロシ。
 
 
で、買ってきたベアリングを ベアリングインストーラー で圧入。

圧入駒をベアリングに当ててスタッドを組んで....

反対側にワッシャとナットを入れてナットをレンチで回していくと、 ズズズズ....とベアリングが引き込まれていきます。
 
 
わたしはベアリングサイズに合わせて専用の圧入駒を作ってますが、 平ワッシャでベアリングを引く人もいます。
ちゃんと外輪まで届くワッシャを使って手早く済ませればワッシャでも問題ないでしょう。
 
 
そして、
1).片側圧入→指で回転確認:良好
2).ひっくりかえしてディスタンスカラー挿入
3).もう片方にもベアリング圧入
と作業が完了してベアリングを指で回してみたところ、 純正ベアリングと何ら変わらない渋さ!
 
「オカシイな?」とホイール各部の形状を入力してあったCADファイルを開いて ディスタンスカラーの形状を描き足してみると、 ホイールの軸穴内部でベアリングを止めている土手よりも、 ディスタンスカラーのほうが0.5mm長いことが判明。
 
つまり、ベアリングが土手に当るまで圧入すると中でディスタンスカラーが突っ張ってしまい、 ベアリングの回転が渋くなってしまう、ということみたい。

指でディスタンスカラーの遊びを見ながら段階的に圧入していって、 遊びが出るか出ないか微妙なところで止めると良好な回転になるはずです。
試しにディスタンスカラーに遊びが出始めるまでベアリングプラーで引張ってみたところ、 ベアリングはスムースに回転するようになりました。
 
 
「0.5mm長さが違う」というのは加工間違いではなくて、 もともとこういった凝った組み立て方を要求する仕様なんだと思います。
でも組立作業員がそんなことお構いなしにテキトーに圧入してるんじゃ意味無いジャン。 さすがイタリア製。
 
とか、毒づいてみても一度気になり始めると....
ベアリングももう2個あるので(他の所に使おうと思ってたんだけど) もう1回最初からやりなおすことにしましたよ。 ええ、せっかく打ち換えたベアリングをベアリングプラーでひっこ抜いて....トホホホ
(純正ベアリングがベアリングプラーで動かなかったのは組立/出荷からかなり時間が経っており、 穴とベアリングがミッチリなじんでいたからだと思われ。 ベアリングの外径を計測したけどNTN製より大きいというワケでもなかったので)
 

ベアリングを抜いたあと、もう一度正確に土手とディスタンスカラーの寸法を測り直して カラーの長すぎ分を切削。
 
これでベアリングが止まるまで圧入していけば、 両側のベアリングがキッチリと土手まで圧入されて、 なお且つディスタンスカラーがピッタリと内輪の間を支える理想的な軸受構造になった、
というワケです。
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