ボアアップシリンダー、1本目

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わたしが買ったランナーは125ccです。
ボアアップするという前提で軽2輪登録をしました。
 
まずは1本目ということで定番のマロッシ172ccキットを投入します。
将来的にはピストンを変えて183ccとかやってみたいですが、 取り敢えず一本くらい焼き付かせてみないと限界が見えないですからね。
 
 
 

シリンダー

初めてのシリンダーだし、見たところ特別問題になりそうな所もなかったので (というか、特に可も無く不可も無くといった感じ)ポート加工は無しとしました。

一点、スタッドのピッチとシリンダの穴ピッチが合ってないようで、 矢印の部分でねじ山とセるのでφ9mm、深さ10mmほど穴をさらっておきました。
 
 
 
 
そして、知り合いのskipperさんが強力に勧めるのでWPC処理に出してみました。
skipperさんなんかはシリンダのみならずボスやらランププレートやら、 およそ考え付く限りの摺動部品をWPC処理してみたんだそうで、 ここまでやると「はっきり体感できますよ」とのことでした。
わたしはそこまでお金がないので、取り敢えずシリンダ、ピストン、リング、ピンと内燃周りを処理しました。
 
WPC処理:(有)エヌイーhttp://www.ne-jp.com/wpc/

左:処理前
右:処理後
 
 
 

ピストン

ピストンもシリンダーといっしょにWPC処理。

左:処理前
右:処理後
 
 
 

超軽量ピストンピン

 
マロッシのシリンダキットからピストンピンを取出してビックリしたんですが、スンゴイ重いの。
 
まだランナーのノーマルピンも見たことありませんでしたが、一目見て「どー見たってオカシイよ」 というくらい肉が厚くてヤボったいピストンピンでした。
Ryoさんに聞いてみたところ、「ノーマル180のピンのほうが軽いんだよ」 とのことで、なんかすごーいイヤな気分。
「こんなダセー部品で組みたくないなぁ」とか思っちゃうとブレーキが利かないもので、 「ピストンピン作れるヨ」と言ってた改造小僧さん に製作をお願いすることにしました。
 
 

基本寸法をわたしが決めて、材質、焼き入れ仕様、外径公差を改造小僧さんに見繕ってもらいました。
マロッシのキットに付属してたピンが50.5g
ランナー180の純正ピンが45.0g、
この超軽量ピンは34.6gです。
 
軽量化といっても、両端内径をテーパーで抜いたことによる軽量化で、 小端ベアリングの力を受ける中央部から、ピストン側ブリッジに到る部分は 180ノーマルピンと同じ肉厚を確保してあります。
 
ただ、改造小僧さん曰く「頂いた図面通りに製作しましたが、両端面の肉厚がペラペラなのでかなり心配です。 御約束ですが、”自己責任” でお願いしますね。」と。モチロン自己責任は了解です(笑)
改造小僧さんの心配は当然で、最大肉厚は180ノーマルと同じ、とは言え、 焼き入れ部品の端部を薄くしすぎると、その部分での応力は小さくてもクラックが発生して、 そのクラックが中央部まで成長することもあるんです。
 
なにイイさ、ダサいパーツでマッタリ走るより、キレたパーツで爆死するほうが潔いというものですよ。
 
このピンもピストンやシリンダーといっしょにWPC処理しました。
 
 
 

以上

以上がボアアップシリンダー 一本目の仕様です。
 
焼き付いたら(オイルを絞ったチューニングをしますので)183cc、ピンが折れてクランクが逝ったらマロクランク、 自分で作って自分で壊して自分で直す、スナハチジサクジエンノ理ヲアラハス。
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